2013年10月14日月曜日

イイ音持って出掛けよう - BeagleBoneBlack+USB DAC+MPD


なにこれ

小型、安価ながらそこそこパワフルな手のひらサイズなコンピュータBeagleBoneBlackにUSB DAC、USB Wi-Fiドングルを接続し、MPD(Music Player Daemon)をインストールしたもの。

Wi-FiテザリングをOnにしたAndroid端末にぶら下げ、Android端末から電源投入以外の全ての操作が行える。

BeagleBoard.org - BeagleBone Black

ひとりぶろぐ - Ubuntuも動く安価な手の平コンピュータBeagleBone Black Rev. A5CがAmazonで販売中



Music Player Daemon


ハードウェア

今回使用したものは以下

USB Wi-Fiドングル BUFFALO WLI-UC-GNM2



USB DAC audioquest DRAGON FLY




あとUSB HUB(ヨドバシで小型なのを適当に購入、型番メーカー忘れた)、64GB microSDXC 2枚、microSDカードリーダーと千石電商であれこれ。

それとモバイルバッテリー
Panasonic QE-PL201、SONY CP-E2L、Anker Astro M3、Anker Astro 3EをBeagleBoneBlackのminiUSB経由で給電し、安定して動作する事を確認した。





BeagleBoneBlackのUSBポートは1ポートのみ
今回、USB Wi-Fiドングル、USB DAC、micoroSDカードリーダーの3ポート必要となったのでUSB HUBを使用した。

ポータブル用途なので可能な限りコンパクトになるようHUBはコネクタ等剥がし、ボードのみ使用、BeagleBoneBlackのUSBコネクタも邪魔なので剥がすなどのたのしい工作をした。



ストレージの構成は本体の2GB eMMCにシステム(Debian wheezy)、本体microSDスロットに64GB、USB microSDカードリーダー経由で64GBという構成となっている。
手持ちの音楽を全てFLACで入れたかったため、このような構成となっている。

ソフトウェア

初期状態では本体eMMCにはAngstrom Linuxがインストールされています。
これを他のOSに入れ替えるには
  1. microSDにOSをFlash
  2. BeagleBoneBlackのS2ボタン(USBポート側にあるボタン)を押しながら電源投入
  3. microSDにFLASHしたOSが起動
  4. microSDに1でFLASHしたOSを転送し、本体eMMCにFLASH
今回は下記サイトで公開されているOSイメージファイルを使用した。


micorSDへのOSイメージファイルの書き込みはLinux上で行う。

xz -cd ./debian-wheezy-7.0.0-armhf-3.8.13-bone20.img.xz > /dev/sdb

私の環境ではmicroSDは/dev/sdbとして認識
dmesgなどで確認した上で書き込みましょう。

microSDをBeagleBoneBlackに挿入し、S2ボタンを押しながら電源投入
OSイメージファイルを適当な場所に転送してから

$sudo su
#xz -cd ./debian-wheezy-7.0.0-armhf-3.8.13-bone20.img.xz > /dev/mmcblk1

といった感じに本体eMMC(/dev/mmcblk1)にFlash
電源を落とし、microSDを外し、電源投入し、FlashしたOSが起動するのを確認する。


MPDのインストールはググれば沢山出てきます…
last.fmにScrobbleする為にmpdscribble入れたりジャケット表示する為にapache入れたりお好みで。
Linuxなので好き放題出来ます、BeagleBoneBlackそこそこパワフルなのであれこれ入れてもなんとかなっちゃう感じですね…